【第1回】占い師になるためには?

占い師という職業に憧れているけれど、占い師になるには特別な資格や能力が必要だと思っている人も多いのではないでしょうか。

実は占い師は、特別な資格や霊感などの能力がなくても、占いを学べば誰にでもなれる職業です。

今回は占い師になる方法や必要とされるスキル、占い師としての働き方まで詳しく解説します。

占い師になりたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

占い師になる方法

占い師に資格は必要ありませんが、占い師になるためにはそれなりの準備が必要となります。

そこで占い師になりたいと思っている人がするべき準備と、占い師になるための方法についてご紹介しましょう。

占いの勉強をする

占い師になるためには、まず占いの勉強をすることから始めましょう。

占いの勉強方法は、占い師に弟子入りをする、占い学校や教室に通う、本などを読んで独学で勉強をするという3つの方法があります。

弟子入りや占い学校に通う場合は占いの基礎から実践方法までしっかりと学ぶことができます。

しかし高額な受講料が必要となったり、営利目的で信用できない会社が経営していたりすることもあります。

独学で学ぶ場合は費用こそ少なくて済むものの、実践的なスキルが身につかず、プロとして活躍するには至らないことも。

プロの占い師として活躍するには、弟子入りや占い学校に通って基礎から実践までを学ぶのがおすすめです。

実践経験を積む

占いの勉強をしたら、いきなり占い師デビューできるわけではありません。

デビューの前に、コツコツと実践経験を積む必要があります。

SNSで無料鑑定をしたり、フリマなどで無料占いをしたり、実践経験を積むことで占い館や電話占いサイトなどに採用され、占い師としてデビューできるようになります。

また占いの師匠がいたり、学校に通って学んでいた人は、学びながらある程度実践経験を積むと直接仕事を紹介されることもあります。

占術の種類

占いに用いられる占術は様々な種類があり、占い師として働くためには自分が使う占術を決める必要があります。

ここからは代表的な占術を5つご紹介しましょう。

タロット占い

タロット占いは、タロットカードを使用して占う占術です。

タロット占いは恋愛・金運・仕事運・人間関係など様々な相談に対応できる、人気のある占術です。

カードを並べて出たカードの意味を読み取って、相談者の悩みに寄り添った解釈とメッセージを伝える必要があります。

手相占い

手相占いは人の手のひらに現れる線や肉付きなどを見て、その人の性格や才能、健康状態や運勢を占う占術です。

手相は人によって違い、状況や考え方によって変わることもあるため、解釈が難しく、読み取るには相当な知識が必要となります。

姓名判断

姓名判断は名前の「姓」と「名」を構成する文字の画数やバランスから相手の運勢を見る占術です。

文字の画数から算出した数字から仕事運・恋愛運・健康運・性格・人間関係などを占うことができます。

子どもや芸名などの名づけの際に相談されることも多いでしょう。

ホロスコープ

ホロスコープは西洋占星術のことで、生まれた年月日から天体の並び方を試算して運勢を占う占術です。

雑誌などに掲載されている12星座占いよりもっと詳しく、天体の象徴や星の位置などを加えて運勢を把握します。

複雑な天体図を読み取る占術であるため、いかに正確に読み取れるかが精度の高い答えを出すポイントとなります。

占い師に求められるスキル

占い師は相談者の悩みに寄り添い、占いによってアドバイスをする仕事です。

そんな占い師に必要とされるのは霊感などの特別な能力ではなく、以下のようなスキルです。

コミュニケーション能力

相談者の悩みを聞き出し、解決に導く鑑定結果を伝えるためには占い師のコミュニケーション能力が必要となります。

相談者に信頼され、悩みを打ち明けられるような関係性は、円滑なコミュニケーションから生まれます。

一方的で頭ごなしに鑑定結果を伝えるのではなく、相手との関係性を意識しながら伝える能力が求められるでしょう。

豊富な人生経験

占い師自信がこれまでの人生で得た豊富な経験は、相談者への説得力を高めてアドバイスに深みを与えます。

人生経験はある程度年齢を重ねなければ得られないものなので、若い相談者には特に響きやすく、信頼感を持って聞き入れて貰えるでしょう。

人生経験は得ようと思って得られるものではありませんが、視野を広げ、積極的に行動することによって新しい価値観や経験に出会えることがあります。

共感力

相談者の悩みに寄り添う共感力も、占い師には重要なスキルです。

悩みを相談する際、「どうせわかってもらえない」と思っていたり、頭ごなしに否定されることを恐れたりしてなかなか口に出せない相談者もいます。

相談者の心を開かせるためには相手の気持ちを理解し、共感して相手の言葉に耳を傾けるというスキルが求められるでしょう。

占い師の魅力

占い師という仕事にはたくさんの魅力やメリットがあります。

ここからは占い師という職業の魅力について詳しく解説します。

未経験でもできる

占い師には特定の資格や学歴が必要とされず、占い未経験でも占い師になれるという魅力があります。

そのため今まで他の職業に就いていた人でも、「占い師になりたい」と志せば誰でも目指すことが可能です。

十分な収入を得られるまでには実戦経験を積むことが必要ですが、占い師を目指すために必要な経験は特になく、誰でもいつでも目指すことができます。

在宅で収入を得られる

占い師は対面だけではなく、電話やメール、チャットなどを使って在宅でできるのも魅力です。

在宅のみで占い師として働く場合、どこかに出勤する必要がないため自分の都合に合わせた時間帯や日時で働けるのは大きなメリットです。

育児中でも、他に本業があっても在宅で収入を得られるので、ワークライフバランスを実現できる職業であるといえます

定年がないので長く働ける

占い師には一般的な職業のような定年がないという魅力もあります。

むしろ年齢を重ね、経験を積むほど占いの技術や精度が高まっていくと考えられます。

占い師は長く続ければ続けるだけ経験や知識が増えそれを占いに活かせられるので、生涯続けられる仕事と言っても良いでしょう。

占い師の働き方

占い師といえば対面で相談者を占うのが一般的なイメージですが、占い師は対面で直接会わなくても占うことができます。

ここからは最近の占い師の働き方で、代表的なものを3つご紹介します。

対面占い

対面占いは占い館や占いイベントブースなどで、相談者と対面して占うことをいいます。

占い師としては最も基本的な働き方です。

相談者の生の声を聞き、表情や雰囲気、相手の様子を観察いながら占うため、相手の性格などを理解しやすいでしょう。

電話占い

電話占いは電話で相談者を占う方法です。

電話占いの窓口になっているサイトや企業から依頼を受けて占い、料金は分単位で加算されます。

相談者の表情が見えず、声や話し方しかわからない状態であるため、耳から聞こえる情報のみが頼りになる占い方です。

メール占い

直接人と顔を合わせたり、電話をするのが苦手な人はメールで占う方法もあります。

最近ではLINEやチャットでも占いサービスが提供されています。

相談者とメールやチャットという文面のやりとりをして、相談者の悩みを占います。

対面や電話といったリアルタイムな占いに比べて、メールはじっくりと占いの結果をまとめあげることができます。

ただチャットを用いる場合は電話と同じく分単位で料金が発生するため、レスポンスが遅いとクレームにつながることも。

まとめ

占い師は特別な資格や能力は必要なく、占術と必要なスキルさえ備えていれば誰でもなれる職業です。

最近では占い師の働き方が多様化し、対面だけではなく電話やメール、チャットなどがあり、家事や育児をしながら在宅でも稼ぐことができます。

求人サイト「Indeed」のデータによると、占い師の全国平均年収は500万円。

占い師の人気やスキルにもよりますが、集客できれば十分な収入を得られる職業です。

もし占い師になることを目指しているのなら、まずは占いの勉強とコミュニケーション能力などのスキルを磨くところから始めましょう。